世紀の駄作 パート2
雨休業のため、街に降りて、大々的なキャンペーンの割にはたいして話題になってない映画『20世紀少年』の第2部をようやく観に行った。
クソ映画であることは第1作を観る前から予想していたし、その予想も見事に当たったのだけど、コミックを思い切り楽しんだこともあるし、乗りかかった船ということで妙な意地をはって全作観通してやろうと思うのであった。で、そのあまり積極的でない気分の現れが、この公開終了間際の駆け込みなのだが。
平日午後ということもあって街の映画館(シネコン)はガラガラ。
160席ある映写室には、ぼくの他はカップルが1組だけ。
大丈夫か?、どころではないなw
映画そのものは、相変わらずクソ。
仕方のないことだが、浦沢の説得力ありすぎな画に比べて実写としてのチャチさはやっぱりいかんともし難い。
枠に収めるためストーリーをごっそり端折る所為もあるのだが、立ち現れる人物がそれぞれに抱く執念や悲哀がまるっきり抜けてしまって(モンちゃん然り、サダキヨ然り、ヤマネ然り)、原作を知っているものならともかく、知らない場合そこを埋め合わせるために大変な文学的想像力を必要とするのではないか。
とはいえ、第1部よりも大胆に展開を変更してあったので、原作との落差からくるガッカリ度は、前作に比べてまだ多少マシだったかもしれず。
原作では連載中の成り行きでメチャクチャになっていったと思われる、ストーリーラインを整序して再構築できていたのはメリットか。
登場人物としては、今回は「小泉響子」が大ヒット。
とりあえず、すごくよかった。
あれは確かに原作に負けない魅力と、充分な説得力をもった人物像を表現できていた。
「ま、単純なキャラだからね」といってしまえばそれまでなのだが・・・。
時を経て姿を変えたマルオとヨシツネも、初めのノーマルな姿よりはそれぞれ納得のいく立ち姿になってきた。
一方で、ユキジとオッチョの「美」組は次第にダメになってきてるな、やっぱり。
今作で最大の「ダメ」はカンナ。
「凛々しい、強く張り詰めた表情」の一点張りで他に何の含みも表現できてない。常に心を閉ざし、ともすれば陰鬱な、つまらないキャラに成り下がっている。氷の女王になる前までのカンナがもっていた明るさ、しなやかさの欠片すらない。
監督は、そして演じた奴は、原作でカンナがなぜああいう画姿なのかを、わかっているのか?
次は8月くらいだとか。
どうまとめるのか、最後までお付き合いしてみよう。
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